いつまでも
ある日、学校から帰ると携帯にメールが入っていた。
私たちはその時、8ヶ月付き合っていたのだが毎日「おはよう」と「ただいま」のメールをしていた。
その日入っていたメールも、もちろん勇也だった。
『今日遊ぼ』
いつも通りだった。
なにもかも。
私の家にきた彼は、本当にいつも通りで、変わったことなんて何1つなかった。
そしてその日、はじめて
「お前じゃなきゃだめだ」
抱きしめながら勇也はそう言った。
けれど…――――
次の日、私の携帯に入っていたメッセージ。
それは……
『別れてってゆって』
の一言。
意味がわからないよ。
だって、あなた、どんなに問い詰めたって、『ごめん』しか言ってくれなくて。
『嫌い』なんて、絶対言わなくて。
それなのに、君はズルい。
『他の子が好きなんだ』
たったそれだけ、私の心に残して…消えたんだから。
たくさんいろんなことしたんだよ。
たくさんいろんなもの、もらったんだよ。
たくさん、たくさん…。
_