いつまでも
可愛らしいほど小さく、ボブをふわふわと揺らす彼女は私の大親友でもある。
「朝からテンション高いんだから!」
「だって聞いてよ〜!!」
「なんかあったの??」
あまりにも舞のテンションが高いので何かあるにはあると分かっていたのだけれど。
「それがさあ!!!実習生が今日から来るって言ってたじゃん?」
そうだっけ、思いながらうん、と返事をする。
「その人っ!むーっちゃ!!イケメンしゃん!!」
「イケメンしゃん?笑」
あまりに興奮しすぎて噛んでしまったらしい舞はほんのり頬を染めて、そりゃあもう、うきうきふわふわしてる。
(かっこいい人が一番嫌いだよ…)
内心そう思いながら、廊下の窓から見える冬晴れの空を、なんとなく切ない気持ちで見ていた。
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