僕の大切な人



 今の時刻、朝9時

あんま緊張しない俺が
ここまで、緊張するとはな

俺は、今蓮の家の前にいる
チャイムを押そうとしたとき
玄関のドアが開いた

「…たく…み…」

「久しぶりだな」

「…う…ん…」

「お帰り」

「…ただいま」

「蓮に話したい事がたくさんあるんだ」

「うん」

俺は、蓮の後について部屋に入った

「コーヒー入れる?」

「今はいい、話がしたい」

「分かった」

「一番最初に話したいのは如月家の
全員が俺達の事認めてくれたから」

「…本当に?」

「あぁ、だから何も心配しなくていい」

「…うん」

「それと、俺の両親と兄貴に会ってほしい」

「…でも」

「今では、蓮に会いたいと言ってくれてる」

「…本当?」

「本当だ、俺の言葉を信用してほしい」

「してるよ、拓海の事信用してるよ」

「ありがと」

「うんん」




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