僕の大切な人




≪拓海の実家≫


「母さん、少しは落ち着こうよ」

「分かってはいるのですがね」

「清人が言いたい事は分かるが
弘恵の気持ちも考えてみてくれ
私達が彼と会った時の事考えるとな」

「それはそうだろうけどさ
彼とのこと認めたんだし
今はもう、彼は家族なんだし」

「清人の言うとおりだな」

「分かっています」

「沓泉、どうした」

「拓海様、蓮様が、あと10分ほどで
ご到着されます」

「そうか」

「はい」





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