僕の大切な人
「拓海」
「どうした」
「寄ってほしい所があるんだ」
「あれか、つまらない物ですけど
どうぞってやつだろ
そんなんやんなくたっていい」
「拓海は良くても、僕は良くない」
「ほんとにそんな事しなくていいんだ」
「僕がしたいの」
「分かった、で何処寄ればいいんだ」
「TiToってお店なんだ
一個450のプリンが凄く美味しんだ」
「へぇ~」
「お店の名前は洋だけど和食屋さんなんだ
デザートも和がメインなんだけど
テイクアウトのみで販売してるスイーツが
あってプリンもその一つなんだ」
「楽しみだな」
「売り切れになってたら嫌だから
早く行こう」
「プリンが売り切れでも他のがあんだろ」
「抹茶ロールがある、これは生地も含めて
高級抹茶が使用されててこれも美味しいけど
プリンは本当に絶品なんだよ」
「そうか、売り切れてないことを祈ろう」
「うん」