トゲ病
「思い出してくれた?それにしても変わったわね」 変わったのはお前の方だと喉元まで出かかったが 「真実先輩落ち着き過ぎて分からなかった」 美佳は真実と喋りながらチラッとナオキ達の方を見た ナオキと大輔は真実に見惚れている 「マジ、可愛いよなぁ!真実ちゃんだってよ」 無駄にデカイ大輔の声にムカつきながら、美佳は 「じゃ、ツレ待たせてるんで!」 行こうとする美佳の腕を真実が掴んだ 思わずビクッとして振り返ると……………… 「これ、ベル番。よかったら鳴らしてね」 真実は優しい微笑みを美佳に向けてから、コンビニを出た