トゲ病
暖かな日差しがカーテンの隙間から美佳に囁いている 「……んっ」 軽く伸びて欠伸をした 「もう、お昼かな」 布団から出ると、何だか不思議な気分になった 「あれ?さっき起きたんだっけ」 美佳は何か怖い夢を見たような気がしたが…………… 気のせいだろう そう思った………………… やけに喉が渇いている 水でも飲もうと思い、キッチンへ向かった