トゲ病
美佳は自分のバッグからバッチを取り出した                             「ミンミィ?何それ」                         サトエが不思議そうに聞いてきた                                              「フハハ………」                           気が違えてしまったのだろうか?                                              「や、嫌ぁ……」                           怯えた真実をナオキが押さえた                                               「嫌ぁ……」                             涙を零す真実の白い頬に、美佳はバッチの針を刺した                                                              「あぁっー!」
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