トゲ病
プツッ 若く跳ね返る肌に針を刺すと軽快な音がする プツッ プツッ 泣き声が啜り泣きに変わる頃、美佳は我に返った 真実は痛みを通り越して、放心状態だ サトエは笑っていたが、ナオキと大輔は退いていた 美佳は、やりすぎた 「あれさー、ちょっとヤバくね?マジひいた…」 大輔が美佳を気持ち悪いものを見るような顔で見下ろした