衝き破れ！演劇部2011

第6部ストームオーシャン

ブラックギャンブラー

そうか、藤林杏香達のチームは五角セクタァの関東基地を攻略、更に連中に結構な打撃を与えたらしいな。
｢隊長！｣
｢わかっている。今総体長殿から許可が降りた。これよりアフリカからヨーロッパへ侵攻してくる五角セクタァを殲滅する。｣
バチカン市国軍神聖防衛隊壱番隊隊長 出浦清士郎
｢1人の欠員もなく我々は帰還する！神のご加護が我々にあらんことを！｣
藤林杏香達の活躍を聞いたら僕も負けてられないな。
ザンッ
―ネアポリス―
｢隊長。｣
｢あぁ。行くぞ！｣




｢ボ、ボス。｣
｢ミスターと呼びたまえ！｣
｢す、すいませんミスター。このネアポリスには神聖防衛隊が！何故我々がここからヨーロッパへ侵攻するのがバレたのでしょう！｣
｢何者かが内通でもしたのでしょう。ですが、私に作があります。任せておきなさい！｣
｢さすがミスターベンだ。化神と特技で多くの任務をこなしてきただけのことはあるぜ｣


五角セクタァの構成員はザコなら紺色の戦闘服を着ている。だが連中がちゃあんとそれを着てるか否かだな。そして市民がこの戦いに巻き込まれぬよう戦い抜くことだな。
｢隊長。カンパニア州知事が我々の要求通りナポリを封鎖、市長も市民及び観光客を全員建物に収容する宣言をしました。｣
｢了解した。｣
これで市民を巻き込むことはそうなくなったな。｢それで市民の収容にかかる時間は？｣
｢現時点では封鎖直前に入った者も含めて1時間ほどです。｣
｢隊を使っても構わん。30分以内に済ませよ！それと万一市民が巻き込まれた場合に備え車両と病院の確保も済ませよ。｣
連中は1時間弱で来る。さぁ、ここからの侵攻はさせんぞ！






ドドドドドドドドドド
｢ヒィヤッハァーッ！！｣
なにッ！もう来やがっただと！？
｢手の空いている者は急いで迎撃にあたれ！市民を何としてでも守り抜くんだッ！！｣
バババッ
予想より早いお出ましだ！だがこのネアポリスにイタリアは、ヨーロッパは我々が守る！！
｢天空鍛冶屋V3！！出撃！！！｣
バッ ブゥーン