衝き破れ!演劇部2011

ヤマト柱神との死闘!

「おい聞いたか?敵に創世化神が発現したってよ。」
「なぁ~にぃ~?めんどくせーことになったじゃあねぇか。で、ソイツはウワサの夢喰いってのか?」
「いや違うみてーだぜ。」
「じゃあ誰だよ?あのオラオラの杏香か?」
「いや、千葉の基地を落としたメンバーの1人らしーぜ。」
「ほおぉ~。」
創世がいよーが新しくできよーが構わねぇ、このスサノヲで粉々にブッ殺す!








日本を震撼させた横浜でのあの惨劇は数日すれば復興の兆しを見せるが多くの人間に恐怖を与えた。街は復興しても遺された者達の悲しみは消えないだろう。だが何故?何故五角セクタァはテロを?私たちを始末するため?いや、ヤツは言っていた!私たちを始末するついでに無関係な市民は始末したと。たまたま居合わせたのが運の尽きだったと。私は、私たちは赦さない!そんな理由で殺すなんて!
「恵里菜、まだあの事件を気にしてんのか」
「パパ!気にするよ。私達をおびき寄せるために、私たちを始末するために無関係な市民皆殺しの悲劇を忘れろって言うの?気にするなって言うの!?」
「違うぜ、怒りもあるだろぅが今は切り替えろってことだよ。」
「そんなのわかってる!でも頭じゃあわかっててもできないよ!パパはイタリアにいたころからこんなのには慣れてるから簡単に切り替えれるかもだけど私にはできないよ!」
「恵里菜・・・。」
ガバッ
パ、パパ?
「恵里菜、お前は優しい。戦いの1番の辛さを痛感し戦う心をなくし、そして前みたいなのがあったら簡単に頭を切り替えられない弱さもあるんだな。恵里菜、今は泣け。」
「パパ、私・・・辛い!目の前でたくさんの関係ない人が死んで、そんな中悲しむヒマもなく戦うなんて!」
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