オオカミ達との暮らし方。
  ドサッ・・・・・・・・・




何が起こっている?

「よぉ。久しぶりだな、春流」

ぇ・・・・・・?


久しぶりって・・・。


「あれ?もう忘れたのか、都合のいい頭だな」


佐久間 翔汰・・・。サクマ ショウタ・・・。さくま しょうた・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


あぁ、思い出してしまった。

コイツは・・・。


あたしの“幼なじみ”だ・・・。



そう・・・。あたしは幼なじみに押し倒されていたのだ。

でも、ここで久しぶり。なんていったら女だってことがバレてしまう。


「だっ、誰だよ!!お・・・俺はお前のことなん・・・か、知らん!」


すっごく噛みまくったけど、なんとか言い切った。

これで大丈・・・・・・


「へぇ…。じゃぁ、脱いでみろよ」


ぬ・・・脱ぐ-----・・・?!

「なっ、無理に決まってんだろ!」

「なんで?」


コイツっ・・・・・・。


怒りに震えていると、翔汰の手が制服のネクタイにかけられた。

「なっ、にすんだよ!!」


翔汰は、あたしの声を無視してネクタイを外そうとしている。


そんな時・・・


 コンコン


部屋のドアがノックされた。

ヤバい、ヤバい!!


こんなとこみられたらマズいよっ!


「翔汰ぁ~。入るぞぉぉ・・・」


あ~もうダメっ・・・。


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