Special Ability
私は男の前に立った。
男は私を見て
「あいつにそっくりだ」
って笑った。
あいつ…?
誰…?
「誰のことよ」
「木下エリカ(きのした えりか)
初代会長だけど?
あいつの顔を思い出すだけでイライラする。
お前のことやっつける」
「は?
こっちの台詞」
他人のことなんか知るか!
あんたの方が十分イライラするから。
私にも物を操れる能力があればなぁ…
「な…お前…」
「え…?」
私…
できてる…?
何で…?
「伏せてっ!」
どこかから声が聞こえてきた。
私は伏せて目を閉じた。
目を開けるとすでに男は気を失ってる。
何があったの…!?
てか何で私使えたの…?