Special Ability
学校の名前は
アビリティ学園。
一般人はこの学園すら知らないという。
「神楽坂さん、こちらです」
「はい」
そしてこの学園のスタートが始まる―
ガラッ
教室に入るとザワザワしてた教室が一気にシーンとなった。
「えー、転校生の神楽坂蒼生さんです。
仲良くするように!
じゃ、神楽坂さん自己紹介でも」
「…神楽坂蒼生です。
とりあえずよろしくお願いします」
ペコッと一礼して自分の席へと座った。
隣も静かそうな人でよかった。
チャイムが鳴ると一斉に私の所に…
「ねね、どんな能力持ってんの!?」
「え?いろいろと…」
「え!?そんなに持ってんの!?」
「うん、生まれつき」
「えぇぇぇぇ!?すっごー!!」
…なんだろう。
すごく疲れる。
私はこんなの初めてだからすっごい疲れる…。