Special Ability
「俺の名前は城田雪斗!(しろた ゆきと)
ま、会長なんでよろしく~!」
「はぁ…」
これって入れたんだね。
よく分かんないんだけど。
「じゃ、早速
この者を生徒会メンバーとする!」
「え?」
そう言った途端パァァァッと光が出た。
何これ!?
こんなの見たことない…
目を瞑ってしまった。
開けたら…違うところにいた。
どこ…?
「ようこそ、生徒会室へ!」
「え?生徒会室…?」
「ここは選ばれた者しか入れないから、
会長の俺が呪文を唱えないといけないんだよな~」
生徒会室に入るだけなのに、
そんな厳しいことに…。
「勝手に入る者には電撃がくらうみたいよ?(笑)」
「え?電撃?」
怖。
電撃とか痛そう。
美玲はクスッと笑って、
「大丈夫だって!
もう蒼生ちゃんは普通に入れるから!」
「何で?」
「今の呪文でもう何度でも入室可能になったんだよ!
だから蒼生ちゃんは気にしなくてもいいの!」
へ~…
よく分かんないけどよかったのかな。
ところで生徒会って何すんのよ。
私そんなのしたことないし。