その男、危険人物にて要注意!!
オツキアイ
…… えっ?
あたしと松田さんがって、ことだよね?
あたしが一人、呆然としていると真剣な声で松田さんが言った。
「付き合ってます―――」
えっ?
あたしと、松田さん――― 付き合っていたの?
そんなの、初耳なんだけど…… 。
「そうなの。 でも、陽斗君…… 紗雪は“付き合っている”なんて、思ってないみたいよ?」
クスクスと笑いながら言う、お姉ちゃんがいて。
驚きを隠せない松田さんがいる。
「まだご飯まで時間が掛かるから二人で話し合っていなさい」
これは、松田さんと話し合う必要が大いにある。
しかし…… あたしと松田さんは、一体いつから付き合っているということになったんだろうか。
今まではただの、お隣さんだったのに……。
「紗雪ちゃん?」
「はっ、はいっっ」