ここにある
近づけない
ひとしきりポテトをかじり続けた詩音が
ようやくオレンジジュースで一息ついた頃、あたしは見計らうように切り出した。
「ねぇ、詩音は16才だよね?」
「16才だよ」
詩音の口から予想通りの数字が返され、あたしは、ほっとした。
この間見た学生証で生年月日はわかっていたけど、やはり本人の口から直接聞くと安心する。
ようやくオレンジジュースで一息ついた頃、あたしは見計らうように切り出した。
「ねぇ、詩音は16才だよね?」
「16才だよ」
詩音の口から予想通りの数字が返され、あたしは、ほっとした。
この間見た学生証で生年月日はわかっていたけど、やはり本人の口から直接聞くと安心する。