ここにある
迷惑…?

詩音の言葉がちくりと胸に刺さる。

「だからさ、オレ知らないことには、近づかないようにしてるんだ」


知らないことには、近づかない……?


コスモスのことを、あんなに知りたそうに強く見つめていた詩音。

でも決して、その場へは近づこうとしなかった。


< 131 / 281 >

この作品をシェア

pagetop