ここにある
自分の存在をもてあまし、投げやりにしていた頃より

はるかに、むなしい。

そして、知りたいことを知ろうとせず、立ち止まっている詩音に

あたしは、自分の姿を重ね、どうしようもない、いきどおりに身を支配された。
< 136 / 281 >

この作品をシェア

pagetop