ここにある
肌にしみるような秋の夜風も

帰宅を急ぐ人の雑踏も

これからやってくる明日という未来も

生きていくために必要な、時間も出会いも、思い出も…

何もかも、あたしには意味のないようなものに思える。

あたしと母という親子関係も…


これは、もっとも無意味なものかもしれない。
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