ここにある
あたしは、あの日『ドムズ』で詩音を怒鳴りつけた言葉を思い出した。


知りたいと思うことがあるのに、それに踏み込まない詩音に、自分を重ね

それでも、詩音になんとか近づきたいと努力した自分が、拒絶されたようで

悲しくて、寂しくて思わず感情をぶつけていた。
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