ここにある
河原へ着くと、約束の夕方まで、まだ時間があった。
あたしは対岸で揺れるコスモスを眺めながら、夕焼けの中、初めて見た詩音を思い出した。
紅茶色の瞳が綺麗に透きとおっていて
まなざしは、強くまっすぐに輝いていた。
詩音に近づきたくて、知りたくて、あたしは自分を抑えきれなかった。
そして、近づいてみれば、その感性は柔らかくて暖かくて
あたしを、どこまでも受け入れてくれた。
だから、夢を見れた…
現実を忘れ、ひとときでも詩音と二人で生きているような
幸せで、はかない夢……
あたしは対岸で揺れるコスモスを眺めながら、夕焼けの中、初めて見た詩音を思い出した。
紅茶色の瞳が綺麗に透きとおっていて
まなざしは、強くまっすぐに輝いていた。
詩音に近づきたくて、知りたくて、あたしは自分を抑えきれなかった。
そして、近づいてみれば、その感性は柔らかくて暖かくて
あたしを、どこまでも受け入れてくれた。
だから、夢を見れた…
現実を忘れ、ひとときでも詩音と二人で生きているような
幸せで、はかない夢……