ここにある
コスモスを、ひたすらじーっと見つめていれば

「!!!」


彼の顔が、あたしの
鼻先のすぐ近くにある。

「ちょ、ちょっと、なに?近すぎ……」


一気に頬に熱が集中してくる。

あたしは、多分赤くなっている自分の顔に耐えきれず、首をガクリと下げた。


しばらく顔を上げられず、うつむいていると
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