恋という名の物語 完
「直様、起きる時間でございます。」
「ん~、おはよう。大和、おはようございますのキスは?」
「わがままですね」
そういって彼はいつものようにキスをする。
「さっ、お食事ができております。冷めないうちに着替えを済ましてしまいましょう。」
大和は僕だけの執事、誰にも渡さない。僕以外はその瞳に入れなくていい。
直様はわたくしだけの主人、誰にも渡しはしません。わたくしだけを見ていればいいんです。
わたくし/僕 だけの者・・・