恋という名の物語 完
「湊!」
「琉!!」
名前を呼んで走ってくるのは俺の先輩であって、俺の恋人
そして今日は高校の入学式
「待ってたぜ、またお前と一緒に学校、通えるな♪」
「あたりまえじゃん!琉と一緒のとこ行きたくて頑張って勉強したんだからさ!
また後輩としてよろしくお願いします、琉先輩?」
「ああ、よろしくな♪これで少しは心配しなくて済む。」
「心配?」
何の心配だろう・・・
「そりゃー、お前がほかのやつに取られないかって心配♫」
その瞬間、俺の顔は真っ赤に染まった。
「オレ、琉以外に興味ないし・・・」
「かわいい♫湊、早く俺に追いつけよ?」
それは無理でしょ。だって・・琉はおれが追いつかないほど遠くにいるんだから
追いつけなくても
それでもオレは追いつけることを夢見てあなたを追い続けよう