憧れの彼と恋する方法

女3人の食事会が始まり、話題は自然と仕事の話になっていった。


「今日はどうだった?」


「あ、はい。凄く勉強になりました」


桜井さんの問いにそう答えると、桜井さんはジッと私の目を見つめる。


「…?」


「今日のあなたは30点」


少しの沈黙の後、桜井さんにそう言われた私は、言葉を失う。


「さ…30点?」


そう言われても…正直私は何もしていない。

ただ、プロの皆さんのヘアメイクを見て勉強していただけだ。

異様なまでの緊張感だった為、ほとんど会話だってしてない。


なのに、30点?

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