憧れの彼と恋する方法
竜司君をソファーに座らせ私が飲み物を用意した時、再びインターホンが鳴った。
今度こそ舞美だ!
そう思い、勢いよく玄関を開ける。
「もう!!どうして…」
勢いよくドアを開けた私は、驚いて呆然と口を開く。
「おめでと~!」
そう言ってワインを持つ右手を上げたのは、海人君だった。
「な、何で?」
「何でって、竜司から連絡もらったんだけど、来ちゃまずかった?」
「そうじゃなくて、凄い嬉しいけど、ビックリした…」
「毎回毎回俺の顔見てビックリしすぎだよ。お邪魔しま~す」
そう言いながら部屋へと入って行く。
こんな事になるなら、もっと綺麗にしておけばよかった。
まさか竜司君と海人君が自分の家に来るなんて考えもしないもんな…。
あの2人が私の部屋のソファーに座ってくつろいでるなんて、本当に考えられない。
「俺、つまみとかちょっと買ってきたよ」
海人君がそう言って袋から色々取り出しテーブルに置いた。
「あ、ありがとう。突然なんで食べ物何もないけど」