憧れの彼と恋する方法
「なに?竜司君、由希の事好きなの?やったじゃん」
思いっきり私の肩をバシっと叩く舞美。
完全に酔っ払ってるな…。
「私は昔から言ってるんだよ、由希は普通っぽい所が良いって」
「普通っぽいか…」
「目だって大きいし、自分が思ってる以上に由希はかわいいよっ」
そこまで言うと、急にその場に寝っ転がる舞美。
「ちょっと、舞美大丈夫?」
「あらら、舞美さんつぶれた」
海人君が向かい側から覗き込む様にして、寝ている舞美を見る。
「ちょっと舞美、立って」
私は舞美を支えて、隣の部屋にあるベットに寝かせた。
「まったくもう、飲みすぎだよ」