憧れの彼と恋する方法
翌日、目が腫れている事に気付かれないよう、メイクで必死に隠した。
朝、舞美に全てを話すと
「まだ分からないじゃん。諦めちゃだめだよ」
そう言ってくれたけど、もう無理だよ。
私は弱虫だから、傷付くのが怖い。
最初から私は、竜司君の事を何とも思ってないんだ。
あれはただの憧れ、そう。
しかも、もうすぐ会えなくなるんだから。
だから、落ち込む必要なんてない。
今日もまた、ひたすら仕事に打ち込むだけ。