憧れの彼と恋する方法
体が重い。
つまりこれが、出社拒否反応というものだろうか。
ローズさんの話を聞いた後、私は眠れぬ夜を過ごした。
私には同じ想いをしてほしくないっていうローズさんの気持ちも凄く伝わってきた。
だけど私は迷っていた。
好きだという気持ちを伝えて、竜司君に自分の気持ちを分かってもらう事を望んでいるのか。
それとも自分の気持ちよりも、彼の幸せを望んでいるのか。
正直分からない。
残り1ヶ月という短い期間の中で、私は何が出来るのだろう。