憧れの彼と恋する方法

『件:Re
本文:分かった。
舞美も誘ってみるよ。
終わる頃また連絡します。』


携帯を閉じた私は、遠くから竜司君を見つめて軽く深呼吸をした。

場所は、竜司君と海人君と食事をしたあのお店。



仕事を終えた私と舞美がタクシーに乗り込もうとした時、再び私の携帯の着信音が鳴った。



「はい」


「あ、由希さん。私です、沙羅です」


「あ…沙羅ちゃん、どうしたの?」


「由希さん今仕事ですか?少し早く終わったから食事でもどうかと思いまして。話もしたいし…」




どうしよう…。


これから食事に行くけど…。

< 199 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop