憧れの彼と恋する方法
『件:Re
本文:分かった。
舞美も誘ってみるよ。
終わる頃また連絡します。』
携帯を閉じた私は、遠くから竜司君を見つめて軽く深呼吸をした。
場所は、竜司君と海人君と食事をしたあのお店。
仕事を終えた私と舞美がタクシーに乗り込もうとした時、再び私の携帯の着信音が鳴った。
「はい」
「あ、由希さん。私です、沙羅です」
「あ…沙羅ちゃん、どうしたの?」
「由希さん今仕事ですか?少し早く終わったから食事でもどうかと思いまして。話もしたいし…」
どうしよう…。
これから食事に行くけど…。