憧れの彼と恋する方法

お店に着くと、既に竜司君と海人君が座っていた。


舞美はすかさず海人君の隣に座り、私は戸惑いながらも竜司君の隣に座った。


「お疲れ様です、今日早く終わってラッキーでしたね」


私に笑顔を向ける竜司君。

そんな竜司君はきっと、私の想いには気付いてない。


当然だよね。

私なんかが、竜司君を好きになるなんて…。



しばらくすると、息を切らしながら沙羅ちゃんがやってきた。


「すいません、遅れちゃって」


竜司君が今どんな顔をしているのか、私は怖くて見れなかった。


< 201 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop