憧れの彼と恋する方法
『正直に生きたい』
私の願い事…。
歳を重ねるにつれて見栄やプライドを優先させるようになっていき、いつからか自分の気持ちに正直に生きられなくなっていた。
傷つくのが怖かったから。
「当たって砕けろでもいいじゃん!もし由希が傷付いたら、その時は由希の心が落ち着くまで、何時間でも何日でもずっと私が側にいるから…」
「舞美…」
「由希には後悔してほしくないんだよ。自信もってほしいの」
舞美の優しい気持ちが、私の心に深く響いた。
大切なのは、結果じゃないんだよね。
自分の気持ちに正直になる事。
傷つく事を恐れてたら、きっといつまで経っても前に進めない。
本当はずっと、分かっていた…。