憧れの彼と恋する方法

この世界が終わったら、今迄通り演技の勉強をしている劇団員の舞美に戻る。


だけど、私には分かるよ。

必ず舞美は女優になれるって。



「由希、どうしたの?」


私の言っている事が分からなくて当然。

だけど、いいの。



「撮影大変だったから、休みももらったしゆっくり休むんだよ」


「うん…」


私は舞美に手を振り

「またね」

そう言ってマンションへ入って行った。



玄関を閉めた私は、そのままベットに倒れ込む。


「本当に…終わっちゃうのかな…」


目を瞑ると、今迄の夢のような出来事が頭の中を駆け巡った。


< 226 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop