憧れの彼と恋する方法
この世界が終わったら、今迄通り演技の勉強をしている劇団員の舞美に戻る。
だけど、私には分かるよ。
必ず舞美は女優になれるって。
「由希、どうしたの?」
私の言っている事が分からなくて当然。
だけど、いいの。
「撮影大変だったから、休みももらったしゆっくり休むんだよ」
「うん…」
私は舞美に手を振り
「またね」
そう言ってマンションへ入って行った。
玄関を閉めた私は、そのままベットに倒れ込む。
「本当に…終わっちゃうのかな…」
目を瞑ると、今迄の夢のような出来事が頭の中を駆け巡った。