憧れの彼と恋する方法
「………」
しばらくしてゆっくりと目を開け、携帯を見た。
「…え?何で…?」
何度も携帯の画面を確認する。
だけど其処に映っているのはメールじゃなくて、いつもと同じ待ち受け画面。
そして信じられない事に、携帯に映し出されている日付が、何故か2年前に戻っていた。
「どうして……?」
それから何度も何度も携帯を確認したけど、そこには竜司君の名前も、海人君の名前もメールも何もなかった…。
全てが終わったのだという事を確信した。
けれど、そんなにすぐに頭を切り替える事なんて出来ない。