憧れの彼と恋する方法
今が夜なのか昼なのか時間の感覚が分からなくなっていたけど、扉を開けた時強い光が私に降り注いだ。
まだ昼か…。
外に出ると入った時と変わらない、いつもの風景。
「何も変わってないじゃん。結局からかわれただけなのかな…」
そう呟きながら、来た道を戻ろうと歩き始めた時…。
「岡崎さん!」
後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。
それは、どこかで聞いた事のあるような声。
ゆっくり振り返ると、其処には信じられない人物が立っていた。
「嘘…、なんで…?」