眠り姫はひだまりで


「………へ?俺?俺はー、ちょっと買い物に?」

  
涙目………!!笑うなぁあぁ!!

 
「…………そうですかー」

 
ちょっとにらんで言うと、純くんは笑うのをやめた。


「…………とりあえず座らん?」


「う、うん……………」


私達は、草べりに腰を下ろした。

……………?

なんか純くんって、時々よくわかんないときあるよね。


………そういえば、こーやって純くんと話すの、二日ぶり?

 
…………二日って、そこまでな日数じゃないのかも。

だって一週間前まで知り合いでもなかったのに……………。

なんか、二日話さないだけでも、すごく長い間話さなかったみたいなカンジ。


………あれ?これって…………

  
私がそんなことを考えていると、隣から視線を感じる。


横を見ると、純くんが無造作に私を見ていた。


キレイに澄んだ瞳と目が合う。


 
…………そらせない。


 
なんなんだろう。このカンジは………


 
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