眠り姫はひだまりで
そんな自分に戸惑って、うろたえてしまう。
「あ……い、嫌じゃなくて………」
あぁああぁあぁ。
もーなんなの私!
何で純くんがうちで夕飯食べてくのに、こんなうろたえてるの!
…………ううん。
わかってるの。私。
本当はわかってるんだけど………。
本音なんか言えるかぁあぁ……!
さんざん頭んなか葛藤したのち、結局素直な寂しい気持ちを優先。
「………やっぱなんでもない。うちでよかったら食べてって」
「マジ?本当にいーの?」
「うん」
そこで、お兄ちゃんが立ち上がった。
「よし。色葉もオッケーしたことだし。さぁ少年!俺とたっぷり語り合おう!」
「え、あー………はい」
お兄ちゃーん。純くん、テンションに
ついてけてないよー。
純くんをソファに座らせて、お兄ちゃん一人でなんか話してる。