眠り姫はひだまりで
再会はほどなくして
チュン、チュンチュン。
鳥……………のさえずり。
…………が聞こえる。
………あ、あれ?
まさか。
ばちっと目を開けた。
朝!?
ってゆーか…………っ
純くんは!?
がばっと布団を持ち上げ、起き上がった。
…………え、あれ、布団?
手につかんでいる布団を、凝視する。
確か、私純くんの腕の中で寝ちゃったはずじゃ…………
部屋を見回すと、純くんの姿はない。
私は、ベッドにいる。
…………え?
どーゆーこと!?
私は、急いで階段を降りた。
リビングには、昨日の三人。
つまり、お母さんと、お兄ちゃんと、優馬。
「あら、色葉おはよう」
「………じゅ、純くんは?」
私の言葉に、お母さんは、あぁ、と言った。