眠り姫はひだまりで


そんで昨日の夜は、泣いた私をなぐさめてくれた。

抱きしめて、腕の中で寝かせてくれた。


思い出したら、止まらない。

純くんの気持ちが、わからない。


いままでの行動すべて、純くんはどんな気持ちで?


………だけど、私は純くんじゃない。

だからわかんない………。


「………もういーや……」


考えるのは、やめにする。

私はベッドから起き上がった。

携帯を見る。

わかんないよ、純くんの気持ちは。

けど、こーゆーの、嬉しいし。


とりあえず明日は、なんも考えずに過ごしてみよう!

指を動かして、純くんからのメールを保護する。

「…………あはは」

もう、完全に好きじゃん、私。

明日。

ちゃんと純くんに、お礼言おう。


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