眠り姫はひだまりで
私と、ミオと、葉くん。
な、なにか聞き間違い?
冗談?
や、理紗ちゃん達みる限り、冗談ではなさそう………。
「え、えーと……なんでそう思ったの?」
私と葉くんが付き合ってるなんて、ありえない。
きっとこの先も、天地がひっくり返っても、ありえない。
何故か教室にいるみんながこっちを向くなか、当事者っぽい私が、理紗ちゃんに訊いた。
「だ……だって、ね?こないだ……」
理紗ちゃんは、隣のさゆりちゃんと頷き合っている。
…?
こないだ………?
すると、ミオが「あー………」と言った。
「え、ミオわかるの?」
「ほら、先週のさ、色葉眠くて仕方ないって日あったじゃん?」
「え?……あ」
純くんとアドレス交換した日だ。
私眠くてフラフラしてて、それで………。