眠り姫はひだまりで
「!」
やっぱし!?
「二人どころか、まだクラス内に数人いると思うよ」
「えぇっ!?葉くんってモテるの!?」
あくまで小声で驚く。
「知らなかったの、色葉だけだと思う」
「そうなんだ………」
私、勝手に葉くんのこと、モテないんだと思っちゃってた。
「よ…………葉くん」
「ん~?」
じっと葉くんを見る。
確かにルックスはかっこいいんだよね………。
「ご、ごめん葉くん……。私、葉くんのことモテない人だと思ってた………」
「へっ!?なにそれ!?」
またミオと葉くんの友達が、小さく吹き出す。
「本当ゴメン………」
「ひでぇー!さすがだな!俺のこと、あっさり恋愛対象じゃねぇって言っただけある!」
笑ってくれる葉くんに感謝。
葉くんの友達が、笑いながら私に言った。
「本当にさすが、色葉ちゃん………!笑わせてくれるね」
「なんかコントでも見てるカンジ」
コントぉ?
「あ、それわかる」
ミオまで!