眠り姫はひだまりで
じっと、純くんを見つめる。
………かっこいいなぁ。
私、純くんに会ってから、一体何回こんなこと思ったんだろう…………。
だって、かっこいい。
整ってる顔もそーだし……
すらっとしてて、おととい腕のなかで寝ちゃったとき思ったけど、何気に体つきもしっかりしてて。
………なんて思いながら、 純くんを見ていたら。
純くんが、顔を私から逸らした。
…………あ。
「…………純くん」
「…………なに」
腕で顔を隠している。
これは…………
「………ゴメン、見過ぎた?」
「…………うん」
不機嫌そーな顔してさ。
多分、怒ってる。
でも…………
「………照れてるよね?」
やばい、顔がにやける。
そんな私を見て…
あ、ホントに怒らせちゃった。
「~~っ色葉のクセにナマイキなんだよ!あ!まさか確信犯か!?色葉のクセに!?」
「な、違うもん!色葉のクセにってなに!?」