眠り姫はひだまりで
………私って、こんな意地っ張りだっけ?
でもここで折れるのも悔しい!
このドSに屈したくなーい!
「絶対言わないんだからー!」
純くんに引かれる腰を、なんとか抵抗して押し留めながら、私は叫んだ。
すると、視界が引っくり返った。
ひっくり返りながら、視界の端に純くんの微かな笑みが映った。
ガタガタン、と机が動く音がする。
視界の上のほうに、天井。
目の前に、純くんの顔がある。
……………は?
え……………背中が。
背中が、床についてる。
これって………
押し倒されてる?
「………!?っちょっ……どいてぇ!」
純くんは、私の頭の横に両手を置いて、私を綺麗な顔で見下ろしていた。