眠り姫はひだまりで


すると、純くんの目が微かに開く。


「………ん………色葉?」

どき。

や、やっばい。


寝起きの純くん、はは犯罪級にかっこいいぃ。


「ちゃ………チャイム鳴ったから。起きて?授業始まるよ」


ドキドキを沈めながら言うと、純くんも段々意識が戻ってきた。


「マジで…………?はえーな」

目をこする純くん。

うん、死にそう、私。

可愛いしかっこいい。

こんな姿目の前にして、ドキドキ沈めらんないよ。


「色葉、寝れた?」


あくびしながら、純くんが訊いてくる。

「………う、うん」

そりゃもうぐっすりと。


「そっか」


そう言うと、純くんは爽やかな笑顔を見せてくれた。


ひゃー。やばーい。

はずかしさとドキドキを隠そうと、下を向いた。


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