眠り姫はひだまりで
今いるのは、資料室。
そう。私がいつも内緒で行く資料室である。
重い荷物をほとんど持たされて、先生について行くと、二階に降りて資料室へ向かった。
そして荷物を置いて、終わったな、と思ったら、じゃあ次ね!とまさかの職員室行きを命じられ。
先生と職員室に行き、荷物を持って、これまた資料室へ。
荷物を置いて、終わった!と思ったら、驚愕のさぁ、もう一度!………。
そうして今、資料室である。
疲れた……………。
「ごめんねぇ、手伝わせちゃって!でもすーっごく助かったわ!本当ありがとう、松本さん!」
先生の満面の笑みに、もうどうでもよくなってくる。
「いえ…………。あの、帰っていいですか?」
「えぇ、もちろん!お疲れ様~」
バイバイーと言われ、私は資料室を出た。