眠り姫はひだまりで
 
「…………無理だよ……」


たとえ悪い評判があるとしても、そんな、人から聞いた話で、態度変えたくないし。



私は、別にコレっていう酷いことされているわけでもない。

なによりいままで、それなりの冷たさはあったとしても、普通に話してる。


いきなり態度変えるなんて、おかしいよね?



……でも、それで先輩を傷つけてるんだったら………



「………どーするべきなのぉ……?」



半泣きになりながらも、この後ある委員会へ向かうため、目元をぬぐった。








「それでは、八組の委員は、このあと残って作業してくださいね。では、終わります」



「「「ありがとうございましたー」」」



ガタガタ………

各クラスの委員達が、委員会があった少人数教室から出て行く。


そのなかで、八組の委員である私と大和は、席を立たずに作業をはじめた。



「じゃあ、ふたりとも六時になったら作業をやめて帰りなさいねー」


「「はーい」」



ガラララ………

先生も、教室を出て行く。




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