眠り姫はひだまりで
すると、それを聞いていたらしい二組の男子が、わはっ、と笑って叫んだ。
「よーーーっしゃ!んじゃ、松本さんと丸井さんも一緒にいこーーーーーーーっ!」
えっ…………………
「「えぇっっ!!?」」
あまりに突然。
私とミオと大和はびっくり。
わ、私たちも行くの!?
その様子に、純くんがニヤッと笑った。
「いーじゃん?男子だけだとむさいし。美少女ふたり、おいでよ」
バキューーーーーン。
そんな音が、私の心に響き渡った気がした。
私がいちばん苦手で、けれどいちばんドキッとする、純くんのニヤッとした笑み。
その笑みで、おいでよ、と。
言われ……
「「キャーーーーーーー!!」」
私が久しぶりにくらくらしていると、女子たちの悲鳴が私を現実に引き戻す。