眠り姫はひだまりで
………予定だった。
あらぬ展開が起き、私は今周りがピンクで包まれるなか、ひとり泣きそうなぐらい落ちている。
それが、……今四方八方甘い声が聞こえる原因にもなっている、五人の女の子たち。
もともと純くんたちが近いうち遊ぶ約束をしていたらしく、しょうがないのはしょうがないのかもしれないけど。
それで今回大和も来るってなっちゃったもんだから、この有様だ。
よりによって、その女子達は私の苦手な派手な女子達。
悪い子たちじゃないのはわかっているけど、なかなかテンションについてけない。
こんなことになるなんて…………。
きいてないよぉ。
ミオは、後ろで二組の男子に口説かれてるし。
もちろんミオは軽くあしらってるけど。