眠り姫はひだまりで


「…えっと……私……」

ミオのほうをちら、と見る。

なんだか、いいかんじの雰囲気。

…そして。

純くんのほうを、見た。

…やっぱり、女の子たちと楽しそーで……。


なんだか無性に、むかついて。

それで…ちょっと、苦しくなった。


「…私、ちょっと飲み物買ってくるね」


男子の顔を見ずに、さっとその場から離れた。

確かこっちに、自動販売機あったはず。


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